猪熊弦一郎は昭和期を代表する洋画家の一人。「絵を描くには勇気がいる」が口癖だった猪熊は、具象から抽象へ、更に両方が融合した形態へ、常に新しいものに挑戦し続けた画家である。(NHK人物録より)
しばらく前のことですが、書店でふと目がとまった「猪熊弦一郎のおもちゃ箱:やさしい線」を購入しました。作品集なので、初めはぱらぱらカラー図版を眺めていたのですが、合間に挟まれている文章が思いのほかおもしろく、最初から最後まで読んでしまいました。
ぺリアン夫妻や藤田嗣治など名だたるアーティストとのエピソードもどれもほのぼのしていて、「猪熊さん」の人柄が伝わってきます。
帰宅してびっくりしたのは、自宅にもう一冊あったことでした。
「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 (MIMOCA)」に想いを馳せる、コロナ禍のきょうこの頃です。
