今年もブックサンタに参加してきました。昨年はじめて寄付をしたときの様子はこちらのブログに書きました。ブックサンタとは書店で本を購入して「ブックサンタです」と店員さんに預けることで、クリスマスのお祝いをすることが難しい家庭の子ども達に届けてもらうプログラムです。前回は絵本を選んだのですが、あとになって絵本など幼児向けの本の寄付は多いけれど小学生向けの本が少ないという公式アカウントのつぶやきがあることを知りました。そこで、今年は以下の2冊を選んでみました。
「ファーブルの昆虫記」著:アンリ・ファーブル 訳:中村浩・江口清、講談社青い鳥文庫
「きまぐれロボット」著:星新一、 理論社
生き物好きは基本、ファーブル昆虫記派かシートン動物記派にわかれるのではないかと思っています。私はシートン派でした。こどもの頃、なぜか応接間に置かれていたシリーズのオオカミのロボや、クマのワーブの話を、あまり座りなれない大きな椅子の上で、手に汗握りつつ読んだことを覚えています。残念ながらシートン動物記が書店に置かれていなかったので、同じ「理学・古典」枠としてファーブル昆虫記を選びました。
昔は推理小説ばかり読んでいて、小学生時代は江戸川乱歩の少年探偵、怪盗ルパン、中学からはシャーロック・ホームズ、ポアロの各シリーズを制覇していました。内科医や研究者の仕事はある意味探偵に似ていると思っていて、これらの本と付き合った時間が私の根っこを形成していると思っています。一方で、こどもの頃にSFと呼ばれるジャンルの本を全く読まずに育ってしまいました。大人になって、SFのおもしろさに目覚めたのですが、多感な思春期にジュール・ヴェルヌや小松左京を知っていたらまた違う現在地があるような気がします。そんな昔の私自身と日本のどこかにいるだれかへ、星新一の短編集を贈ることにしました。経済的な理由で図書館に返さなくていい自分の本が所有できないお子さんもたくさんいると聞きます。そんなこどもたちの手元に届いて、気に入ってもらえると嬉しいです。
