染色家でアーティストの柚木沙弥郎さん(1922-)の企画展示「柚木沙弥郎 life・LIFE」がPLAY! MUSEUMで本日まで開催されています。
「柚木沙弥郎 92年分の色とかたち」では、型染はもちろんのこと日本民藝館店のポスター、絵本やお店の看板などの作品などが紹介されています。また、作品が生まれる現場としての作業風景や型染の指示書など、作品の裏側も垣間見ることができます。
個人的に嬉しいのは、”蒐集品と審美眼”と題された章です。ここでは柚木さんが長い間あつめてきた世界各国のコレクションが紹介されています。自分がいいと思う、その眼で選び抜かれた雑貨たちは所狭しと部屋に飾られ、それが居心地のよい空間をかたちづくっています。以前「Atelier Morandi」のブログでも触れたような気がしますが、わたしは他人の家の中、とくにアーティストのアトリエをみるのが好きなので、この章の写真は眺めているととてもたのしいです。
