数か月前のことになりますが、以前から気になっていた少々遠いところにあるカフェに足を運んでみました。
黒い外観が存在感あるたたずまいで、のどかな田園風景のなかでひときわ目立っていました。建築家中村好文さんの設計だそうです。
窓にはめこまれたオブジェや真鍮のドアノブ、入り口のタペストリーなど、店内のひとつひとつにオーナーのこだわりを感じ、とても居心地よく感じる空間でした。香りよいおいしい珈琲とすてきな時間を過ごして、もっと長く居たいという思いを抱きつつ帰りました。
あとになって、このカフェの内装に染色家の望月通陽さんが参加されていたことを知りました。「クリスマスの歌」の歌詞とともに望月通陽さんの作品をたのしめる本が昔からすきでした。このカフェが私の琴線にふれたのもうなずけます。オーナーが建築家・染色家・陶芸家などさまざまな方とともに創り出したすてきな場所がこのままずっと続くよう、またいきたいと思うのでした。



